薪を割るには安定した台が必要です。俗に言う薪割り台です。
ネットでも購入できますが、山には倒木がたくさんあるので切り出せば使えます。
勝手に山に入ると不法侵入・窃盗になりますのでご注意を。
今回は借りている山の倒木の有効活用として薪割り台を製作します。
広葉樹の倒木を活用して薪割り台を作る
最適な太さの広葉樹を探す。
山に入ると倒木が沢山あります。
かなり太い木もありますが、持ち運び用なので直径20cm位が丁度よいですね。
更に硬い広葉樹が薪割り台には最適なので広葉樹の倒木を探します。
チェーンソーを片手に。
気分は林業職人です!気分だけ。
広葉樹を発見!
丁度よい太さの広葉樹を発見!
多分、クヌギかな。椎茸の原木栽培に使われる木です。
倒木には原因がある
木が枯れて倒木になる原因は病気か、虫さんです。
クヌギなども虫が入り、木の中を食べながら進んで水の流れを断ち切ります。後は排泄物から菌が発生し、枯らせてしまいます。
薪にする分には大丈夫ですが、病気や保菌しているので注意しましょう。
カットするにはチェーンソー必須!
直径20cm位の倒木を発見したので、早速カットします。
このサイズになるとノコギリではキツイ。
小型でもチェーンソーがあると便利ですね。
カット面の状態を確認。
腐って無くて、虫食いの穴が無ければOK。
薪割り台の大きさにカット!
安定した薪割り台にするには真っ直ぐ切る事。
しかし、チェーンソーに慣れていないと真っ直ぐに切るのは難しいですね。
チェーンソーの角度に気を付けながら20cmの長さでカットします。
今回は良い感じの部分から3個切出しました。
角を落として持ちやすく
カットした3個を持ち帰り、サンドペーパー#100で角を落とします。
角を取っておかないと、薪割りの時に樹皮が取れたり欠けたり。
持ち運びにも角が無い方が良いですね。
薪割り台完成!
という事で薪割り台の完成です。
今まで使っていた松(針葉樹)の薪割り台は、ヒビが深く崩壊寸前。。
現役引退です。
広葉樹と針葉樹の違い
針葉樹と広葉樹では、重さも密度も段違いです。
針葉樹は軽くて良いんですが、衝撃に弱く脆いです。
それに比べ広葉樹はとても硬くて、重く安定感もあります。乾燥でヒビは入っていますが深くないので問題なしです。
早速、薪割り実験!
完成した薪割り台で割ってみます。
まずは、同じクヌギの35cm、直径10cm位の薪木です。
最初にハスクバーナのcamp用軽量手斧です。
手斧で薪割りは。。。
手斧は、薪割りした薪を更に細く裂く時に使う方が良いです。
刃の重さも柄の長さも薪割りには向いていません。
渾身の一撃!
えと。。
手斧が軽すぎて。。
刺さりません。。
10,000円の斧ですよ。。
今度は手斧でも刃が太いタイプです。
重量も剛性もあるかなと。
何とか食い込みました!
無印2,000円手斧の勝利です。
しかし、一撃でスパーンとは行きません。
木槌で叩いて、割り込みます。
何とか割れたけど。。
何とか割れましたが、薪割り用の斧もしくは薪割り器具が欲しいですね。
薪割り台は、安定感も有るし傷もなし。合格です!
出てきた!虫さん!
苦手な方はゴメンナサイ!
これが、木を倒した原因です。カミキリ虫?の幼虫。
夏になると木を出て成虫になり、秋にはまた卵を産み付けます。
薪になるまでに出ていって下さい!
まとめ
薪割りで一番安定するのは切り株です。でも持ち運べないし。
そこで、最適な太さの広葉樹を切り出して薪割り台にします。キャンプ場で購入した薪の薪割りでも広葉樹の薪割り台は大活躍します。
お知り合いで山を所有されていたら、広葉樹の倒木を頂いて薪割り台にしてみては如何でしょうか。
薪割りが楽しくなりますよ!
ご紹介したグッズ
定番のハスクバーナー手斧
メンテンス用のオイルストーン