タープの張り方は様々な種類があり、どれが自分スタイルにあっているか難しいなぁと思います。
そこで、デイキャンプやテント併用キャンプとタープ泊と大きく2つの楽しみ方に合う基本的なタープの張り方に付いて解説します。
基本だけ押さえておくと突然キャンプ場や野営地に行って『どうだったっけ。。』なんて言うこともありません。
トラブルもキャンプの醍醐味の一つではありますが、出来ればキャンプベース作りはスムーズに済ませたいですね。
今回は現地での張り方ではなく、『方眼紙を使って基本的な張り方をシッカリと理解する』を目的とした解説です。
代表的な2つのDDタープ張りを方眼紙で理解する
方眼紙でタープ張りを確認する
まず、形を覚える事と必要なポール数とペグ数を理解しておけば、現地で『足りないっ!』と言う残念な結果にもなりません。
今回用意したのはA3サイズの方眼紙です。大きさはA4でも構いません。
タープは『DDタープ 3.0×3.0』で張った場合をシミュレーションします。
DDタープ3.0×3.0は、各辺に4等分されたループが付いています。
今回のタープ模型では、5.0cmを1スパンとして、5.0cm×4=20.0cmの正方形としました。
切り出した20.0cm角の方眼紙に、5.0cm刻みでループの位置と番号を振りました。
中央にも3ヶ所ループが有るので、計19ヶ所のループ位置です。
デイキャンプやテント併用に相性が良い『アディロンダック張り』
アディロンダック張りの特徴
アディロンダック張りは、背面と横に壁が出来るので隣のキャンパーとの視線を防ぐ事も出来ます。中の居住性も高く、室内が長方形になるのでグランドシートなどの収まりも良いです。
更に前面も高さが有るので、焚き火の影響も受けづらい張り方です。
アディロンダック張りは、DDタープの正方形の中に四方の辺に接する正方形の折れ線を引きます。
要するに画像の様な正方形です。
その折れ線に沿って、4ヶ所折っていきます。
そして、立てると『アディロンダック張り』の完成です。
こうしてみると意外と簡単ですよね!
ペグダウンの位置や個数もはっきりします。
背面は中央を引っ張る事で更に室内の居住性を高める事が出来ます。
アディロンダック張りに必要な道具
- ポール 1.5mを2本、1.5m~2.0mを1本(前面を高く持ち上げる時はポールの方が便利です。)
- ペグ(タープ留めに4~6本、ポール用に3~6本)
- パラコード 長さ3.5m程度を4~7本
タープ泊と言えば『ビークフライ張り』
ビートフライ張りの特徴
ビークフライ張りは、なんと行ってもオープンタイプとクローズタイプの使い分けが出来て、テント無しでタープ泊を楽しめるのが特徴です。
地面までタープを回すので、グランドシート無しでも楽しめます。
ビークフライ張りの折れ線は、1点から2方向の対角辺中心までの線とその対角2点を結びます。
同じ様に折れ線に沿って折ります。
オープンタイプのビークフライ
オープンタイプでは、前面の壁になる面をポールで持ち上げます。
焚き火は上にタープが来ない位置がベストです。室内は幅が約3.3mも有るので荷物を置くスペースも十分です。
クローズタイプのビークフライ
クローズ時は、前面を畳んでペグダウンで閉じます。
完全にクローズ出来るので、テントの役割を果たします。荷物の軽減に大きく貢献する張り方です。
ビーくフライ張りの必要な道具
- ポール 1.5mを1本、1.5~2.0mを1本
- ペグ タープ用で3~4個、ポール用で3~4個
- パラコード 3.5m程度を3~5本
まとめ
タープにはキャンプの楽しみ方に合わせて様々な張り方があります。でも全てを覚えるのは大変です。
今回ご紹介した張り方2種類と基本的なAフレームをまず覚えて、慣れてきたら色々チャレンジしてみるのも良いですね。
その頃にはベテランキャンパーの仲間入りです!
オススメグッズ
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