野営地でもキャンプ場でもスムーズな設営が出来ると時間を有効に使えます。
その為にもテントやタープをスムーズに設営したい所です。
事前に出来る事は準備をしておくと現地での設営作業も軽減出来ます。
今回はスムーズな設営の為に準備できる『motto的ガイロープ準備法』について解説します。
スムーズな設営の為のmotto的ガイロープ準備
キャンプ場や野営の設営で1番手間取るのが、『ガイロープ張り』だと思います。
長さが違ったり、結びに手間取ったり。
キャンパーであれば、サクサクと設営して巻き拾いや焚き火の準備をしたいです。
事前に準備しておくと驚くほど簡単に設営が完了します。
ガイロープとパラコードの意味
タープやポールの支えで使うロープの事を『ガイロープ』と言ったり『パラコード』と言ったりします。
何が違うのかと言うと。
ガイロープとは
ガイロープとは張り綱と言う意味です。なので、テントやタープを張るロープの総称が『ガイロープ』です。
太さや素材は関係なく、張り綱であれば全てガイロープと言います。
パラコードとは
パラコードとは、『パラシュートコード』の短縮名称です。なので、ロープの商品名です。
なので、『パラコードをガイロープとして使う』と言う言い方が正しいと言う事になります。
パラコードを使っていれば『パラコードを張る』『ガイロープを張る』どちらも正解です。
ガイロープは使う長さで事前に作っておく。
現地で長さを見ながらカットして、末端処理して張ってなんてしていると時間はアッという間に夕方です。
何も出来ないまま、夕飯突入。時間が限られるキャンプ場では慌ただしいキャンプに。
何度かキャンプをしていると必要な長さは分かってきます。事前に準備しておけば時間が有効活用できます。
例えば、ドイツ軍幕では、1.5m4本と跳ね上げ用に2.5m2本、雨対策タープ用に7m1本と3.0m4本。
などと使う長さはテントやタープの張り方で決まっています。
事前に各テントやタープ用に長さをセットしておくと、必要な長さのガイロープセットを持っていくだけ。
motto的ガイロープセット
- 1.5m 4本(ドイツ軍幕、タープ下用)
- 2.0m 2本(タープ下用)
- 2.5m 4本(軍幕跳ね上げ用、タープポール用)
- 3.0m 4本(タープポール用)
- 7.0m 1本(タープ軒張り用)
チョット細かくしすぎですがガイロープの張り角と自在金具の位置を考えると、丁度良く張るには50cm単位になりました。
2m、3m、7mの3種類でも十分だと思います。
初めての場所だと多少多めになりますが、以前に来た事がある場所だと何がいくつ必要かは分かるはずです。
必要な物だけを持っていければ、探す手間も設営の段取りも良くなります。
ガイロープ先端をセットしておけば更にスムーズ
更にガイロープ末端は、両端にダブルエイトノットと自在金具を作ってあります。
ダブルエイトノット側は?
ポール先端に引っ掛けたり、カラビナを付けてタープと接続したりする為。
自在金具側は?
ペグダウン後の調整用です。(設営時の必要長さによっては自在金具を使わずに結ぶ場合もあります。)
ダブルエイトノットは、木に回してロックする時も便利です。
長いロープだと通す手間がありますが、結び方を調べて準備するより格段に早いです。
まとめ
スムーズな設営は上級キャンパーとして必須事項です。モタモタしてたら、ビギナー感丸出し。
せっかくのキャンプなので、沢山時間を有効活用したいと思うはずです。その為には事前準備が必須。
ビギナーと上級キャンパーの違いは想定と段取り力です。
事前にどんな事が想定され、何を準備しておけば良いか。更にどのタイミングでいくつ使うか。
これが理解できていれば上級キャンパーの仲間入りです!