野営では薪材やテント用ポールを自然の中から集めます。
いわゆるブッシュクラフトです。
焚き火と並んで野営の楽しみであるブッシュクラフトには斧は欠かせません。
ブッシュクラフトには斧、ノコギリ、ナイフと持ち物も多いですね。すべてをベルトに取り付けることが出来れば両手が空きます。
そこで、今回はハスクバーナ手斧用の斧シースをハンドメイドしました。
ハスクバーナ キャンプ用斧シースの製作
愛用しているハスクバーナの手斧には専用ケースが付いています。
カッコいいのですがベルトには取付けできません。
作るしかありませんね!
斧シース型紙の製作
まずは方眼紙に手斧をおいて斧シースのデザインを考えます。
最終的には1パーツでで作れたらいいなと思いますが、立体的なイメージが出来ない。。
ラフな手書きですが。。
こんな感じかなぁ。
ボールペンで清書して、パーツ構成を考えます。
今回は、4つのパーツにしました。
今回の製作で組み合わせ具合が分かるのでバージョン2(改良版)ではパーツ数を減らそうかなと。
型紙用にパーツ分けした型紙を作ります。
一番難しいのが厚みの変化の処理ですね。
更にカットして型紙に。
この時点ではチャント出来るか。不安です。。
各パーツの切出し
今回使う革は牛革黒の厚さ1.5mmです。
強度的にはもう少し厚い皮の方が良いかなと思います。次回作では2mmか3mmに。
ズレないように重しを置いて、ケガキ針で形をなぞります。
斧カバーパーツを柔らかく整形する
切出したパーツで大きく曲げるカバー部の2つのパーツは柔らかくした方が良いですね。
カバーパーツと水ををジップロックに入れて、一晩寝かせます。
その間に本体の処理をして行きます。
ヘリ落としで角を落とします。
斧カバーパーツの整形
十分水を吸って柔らかくなったので斧カバーの形に整形します。
斧が水分で錆びない様にサランラップで保護します。
各パーツの合わせ方を見ながら、組み合わせて。
ビニール紐でぐるぐる巻に。
更に一晩このままで乾燥させます。
一晩経って形が斧カバーの出来ました。
斧カバーと本体パーツに刃先が来る位置をマーキングしておきます。
斧カバーパーツの取付け
シース本体と斧カバーが重なる部分にサイビノール(革用接着剤)を塗布。
圧着して貼り合わせ、洗濯ばさみで乾燥を待ちます。
十分に張り付いたら、カシメ用の穴をポンチであけます。
今回は縫いよりカシメ留めを多用します。
力が掛かりそうな部分に。
デザイン的にもバランスを考慮して。
あけた穴にカシメを取付けていきます。
取り付け完了。
合わせ代が少ない場所は縫い予定。
パーツカット時に重なる部分は多めに残したほうが良かったなと反省。
組立時にカットも出来たです。
強度を考えてパーツの重ね代の中心を縫うことにしました。
菱目打ちで縫い目を作ります。
ホックの取付け
シース本体に斧カバーパーツが付いたので、前側にホックを取付けます。
正解なのかは。。。使ってみてからです。
ミリタリーベルト取付部用ベルトの取付け
ミリタリーベルトの幅に合わせて、ホックを取付けます。
持っているベルトの幅が55mmだったので、有効幅60mmにしてみました。
刃先部分とベルトホルダー?部分を接着。
同様にカシメ穴をポンチであけてカシメを取り付けました。
更に脱落防止用の紐を取付けました。
このあたりも次回の改良点かなと。
ハスクバーナ用斧シース完成
かなり端折りましたが。。汗
完成しました!
斧カバーの曲線が合っていない。。。
ミリタリーベルト取付部です。
ベルトをしたまま取り外せるほうが便利ですね。
細かいツッコミどころはありますが、初めての製作では上出来!
自画自賛!
リベット多いね。と。
黒革にリベット。。ボンテージ?な斧シースと。。。
次はカッコよく!
製作を終えて
斧の刃厚は場所によって違うし、曲線も多く難しい製作でした。今回の製作でコツは掴んだので次回はもう少し見栄え良く出来るかなと思います。
後は使用感を見ながら次回作では頑丈で無骨なデザインにしようかなと思います。
オススメグッズ
レザークラフト入門編のセット。一部研ぎ直しは必要ですが、ほぼレザークラフト作業をカバー!
ミリタリーベルトで無骨感を楽しむ。