焚き火の手順とルール

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野営での直火釜戸の基本的な作り方と後処理手順をご紹介!

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直火焚き火は野営ならではの楽しみです。

もちろんどこでも出来る訳ではありませんが、出来る環境があれば是非やってみたいですね。そこで、直火焚き火の釜戸設置と後処理について解説します!

注意ポイント

直火焚き火や野営は土地管理者、所有者の許可を得て行いましょう。

更に環境への配慮や焚き火跡を残さないマナーを徹底しましょう。

松林での直火は禁止!

恥ずかしながら後から知った事ですが、松林の直火で地面を温めてしまうと『土クラゲ病』を発生させて松を枯らす事になるとの事です。

近くに松がある場合は、焚き火台を使いましょう!

直火釜戸は野営の醍醐味!釜戸づくりの基本手順と後処理

基本的な直火釜戸の作り方

直火用の釜戸を設置する時は、まず周辺の環境を確認します。

焚き火の場所選び

  • 大木の側では焚き火をしない。(2m以上は離れた場所である事)
  • 樹木からは1.5m以上は離す。
  • 釜戸用の穴を掘る時に太い根が出たら場所を変える。
  • 風がある時はガスバーナーに切り替える。

釜戸設置場所が決まったら、周辺の落ち葉や枯れ枝を退かします。(周囲1m以上)

燃焼時に出る火の粉が落ち葉に引火すると山火事の原因になります。

焚き火の薪の組み方は沢山あります。

今回は穴を掘って釜戸にする基本的な作り方です。

穴を掘る事で熱を効率的に集中させる事が出来、多少の風では灰や火の粉を飛ばせない様に出来ます。

規模にも寄りますが、ソロキャンパーであれば10cm程掘れば大丈夫です。

掘った土は周囲に土手の様に盛ります。

次に穴の周囲に太さ5cm位の薪を並べます。

五徳を置いて水平になる様に調整。

五徳台にする木が燃えだしたら、新しい木に交換。燃えだした木は薪に。

掘った地面に湿気がある場合は、細い枝や細かくした薪を底に並べます。

焚き火の手順19

motto
多少風がある場合や反射熱を活かしたい時は、木でファイヤーリフレクターを製作して防風壁にします。

ブッシュクラフトも楽しめます!

火種や燃料も現地調達!

野営での焚き火は薪や着火燃料を現地調達出来るのも楽しみの一つ。

用意する薪

  • 着火用 落ち葉、ススキの穂、松ぼっくり、木の皮や削いだ木の繊維など(麻ひも)
  • 乾燥した細い枝
  • 太さ1cm程の枝
  • 太さ5cm程度の薪

焚き火の手順17

秋〜初春あたりでは、ススキの穂があるので活用します。

松ぼっくりや落ち葉、細い枝を少し入れて、ススキの穂を置きます。

焚き火の手順20

ドキドキの原始的な着火も焚き火の楽しみ

ライターで付けるのも良いですが、原始的な火付けを楽しむのもキャンプの楽しみですね。

どんどん深みにハマると、『火打ち石』です。

ファイヤースターター

ファイヤースターターの火付けは、最初にナイフをゆっくり動かしマグネシウムを削ってまぶします。

その後に素早くナイフを動かし火花を飛ばします。

焚き火の手順21

そして火を育てる楽しさ

ススキの穂は火が付きやすく、燃焼速度も早いです。

素早く落ち葉を投入して、小枝へと火を移していきます。

火種から炎まで育てるだけに集中する。

無心で火を見つめる時間こそ、キャンプの醍醐味ですね。

炎から熾火(おきび)になったら調理の時間開始。

次の楽しみ。キャンプ飯とお酒です。

焚き火の手順23

真のキャンパーなら焚き火跡は残さない!

キャンパーの心得『来た時よりも美しく』

お世話になった山と自然に感謝して焚き火跡もキャンプの形跡も残さず自然に戻す。

メモ

炭と灰の処理については、人それぞれの考え方があります。

直火で灰の全処理はかなり難しいです。どうしても灰の全処理をする場合は焚き火台プレートトレーなどを活用するしかありません。

なるべく『焚き火跡を残さないように最後の処理をする』と言う基本的な考え方は大切に。

焚き火の手順30

炭はなるべく燃焼させて灰に。

最後に残った炭はザルですくい火消し缶に入れて。

焚き火の手順32

写真はホームセンターで買える丸缶です。

熱いまま持ち帰るのは危険。

炭処理は、撤収の最初に行い、テントなどの全ての撤収が完了したら熱を確認して持ち帰ります。

motto
完全消火には水を使います。

水蒸気爆発が置きない様、少しずつ確認しながら。

撤収時間から逆算で

朝食の火を焚き火で作るか、ガスに変更するか。炭の燃焼には2時間位掛かります。大きい薪をくべてしまうと大きな炭が残ります。

そんな時はガスに切り替えて撤収を楽にする方法もありますね。

焚き火の手順33

炭の処理が終わったら、釜戸を埋め戻します。

焚き火の手順34

最後にたっぷりの水を掛けます。

motto
見た目には大丈夫でも、意外と周辺に種火が出来ている時があります。安心して帰宅する為にもタップリと広めに水を掛けておきましょう。

焚き火の手順35

最後に踏み固めて撤収準備完了です。

同じ野営地を使う場合、前回と同じ場所での焚き火は避けます。

自然が復元するサイクルを考えて。

まとめ

直火での焚き火は環境への配慮や事故への注意が出来れば是非楽しみたい焚き火だと思います。

キャンプと言えば焚き火。そしてキャンプ場では出来ない直火を楽しめるのが山です。所有者の許可が出れば、楽しんでみたいですね。

今回の内容を参考にダイナミックな直火焚き火を楽しんでみて下さい!

オススメグッズ

直火釜戸づくりにはスコップは必須アイテム!

ライターでも良いですが、ファイヤースターターで着火は感動しますよ!火吹き棒付き!

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