春山夏山の虫・獣対策

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野営の害虫・獣対策!安全な春山・夏山野営の対策と準備をご紹介!

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気温も暖かくなり、寒さの厳しい冬キャンプより過ごしやすくなります。

しかし、暖かくなると言う事は害虫や獣の活動も活発になるという事です。

山は危険な生物が沢山居る為、万全の準備をしていないと大変な事態にも繋がります。

そこで、山での野営をメインに活動しているmotto仙人の害虫・獣対策をご紹介します。

春・夏山の害虫・獣対策 安全なキャンプの為の準備と対策

山は危険生物の宝庫

山は斜面だらけ

普段、都市部や住宅地に住んでいると周りに沢山の危険生物が生息している事を意識する事はありません。

しかし、自然界には沢山の危険生物が存在します。

キャンプ場でも山での危険度は変わりません。

特に暖かくなる春〜夏、初秋までは危険生物が近くに居るという事を意識する事が大切です。

注意すべき害虫

基本的に、山やキャンプ場に居るのは危険生物と言う意識の方が良いです。

その中でも、特に危険な害虫についてご紹介します。

マダニ

体長3~4mm程度。活動時期:成虫は夏、小ダニは秋〜冬。マダニは動物の血を栄養分にする為、山の草むらに潜んでいます。常に動物に飛び移れる準備をしています。

マダニに刺された時に無理に剥がすと、頭だけが皮膚に残り、化膿する原因になります。取り除くには病院で切除してもらう必要があります。

対策:草むらには近づかず、長袖の着用を。

ムカデ

気温が18℃を超えると活発に活動。日中は草むらや石の裏で潜んでいますが、夜になると活発に活動します。攻撃性が強く刺されると直後に強い痛みが走ります。

刺されたら虫刺され軟膏(ヒスタミン系ステロイド軟膏等)を患部に塗って、痛みや腫れが引かな場合は皮膚科へ。

対策:テントは害虫を防ぐクローズタイプにして、靴などもその中に。靴の中に潜んでいるケースはよく聞きます。

ブヨ

ブユ・ブトとも言われるブヨは3月〜10月頃の朝方と夕方に活動します。刺されると激しい痒みとアレルギー性の症状が出る場合があります。特に患部付近は大きく腫れる事があります。

刺されたら流水で患部を洗い、ステロイド系軟膏を塗ります。

対策:ブヨに効く防虫スプレーやハッカ油のニオイが効果あります。服の色は黒、紺を避けた方が良いです。

アブ

6月〜9月に掛けて被害が多い。体長12〜14mmと大型で産卵の為に人や動物の皮膚を噛み切り吸血します。人間も積極的に狙うので注意が必要です。

刺されたら流水で洗い、虫刺され軟膏を塗布。

対策:アブに効く防虫スプレー。エアゾール系の殺虫剤。服の色は黒、紺を避けた方が良いです。

スズメ蜂

真夏になると活動が活発になるスズメバチ。攻撃性も高く危険。山でも巣が近くにあるケースがあるので周辺に巣が無いか確認したほうが良いです。

刺されたら流水で洗い、直ぐに病院へ。そのまま放置するとアナフィラキシーショックで死に至る危険も。

対策:エアゾール系の殺虫剤。巣の近くには行かない。暗い色の服を着ない。

毛虫も危険!

蛾の幼虫など蛹になる前の毛虫は6月頃に大量発生します。原色や目立つ色の毛虫は刺す毛虫の場合が多いです。ふざけて素手で触らない様に!

注意すべき獣

暖かくなると冬眠から覚めた危険生物が活発になります。

食料の少なかった冬を越した生物は特に飢えています。そんな獣の中でも最も危険な獣をご紹介します。

山の危険生物に筆頭が熊。冬眠明けや子熊と居る時、寝蔵の近くでは特に危険です。元々、人間を恐れる性質ですが身の危険を感じたら襲ってきます。

遭遇したら、とにかくゆっくりと後退りしてその場を離れましょう。決して走ってはいけません。

対策:熊鈴や獣避け線香、焚き火を絶やさない。食料品は全てテント内に仕舞う事。

熊同様に危険なのが猪です。突進されたら骨折では済まない事も。基本的には人を恐れるので、物音を立てて人の気配を感じる様に。

対策:食料品は必ず、テント内へ。

野犬

野犬は一見可愛いとヨシヨシしたくなりますが、絶対に近寄ってはいけません。噛まれると狂犬病に。

とにかく追っ払って。

対策:食料品はテント内保管。餌をやらない。

motto
他にもマムシなどの毒蛇や、山ヒル、毒を持つ植物なども沢山います。とにかく危険予知と準備を念入りに。

危険!動物に餌をやらない!

可愛い動物を見ると『可愛い!』と餌を与えたくなります。

でも、野生の動物は小動物でもどんな病原菌を持っているか分かりません。

可愛いからといって決して餌をやったり触ろうとしてはいけません。人間に慣れていない動物は襲ってくる事もあります。

焚き火は害虫・獣避けにもなる⁉

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焚き火の煙は害虫や獣よけにも効果的です。

虫は煙を嫌がる傾向がありますし、獣は火を恐れます。

ただし、それはケースバイケース

煙と同時に肉を焼く美味しいニオイがすれば、寄って来る事も考えられます。

焚き火をしていれば大丈夫!と安心せず、物音には細心の注意を。

刺されたと時の応急処置

普段の常備品としてボイズンリムーバー虫よけ、虫刺されの液体塗り薬は常備しましょう。

更に絆創膏消毒液痛み止めなども準備した方が良いです。

春山夏山の虫・獣対策01

害虫・獣よけの対策グッズ

熊よけはまず、熊鈴をザックに取付け、人間が居る事を知らせるのが一番です。

熊が出る時期には常備です。

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虫除け・獣避け携帯線香入れも便利です。

散策する時には腰に付けておくと安心です。

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蓋をあけて火を付けた虫よけ・獣避け線香を入れます。

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テント横には線香入れ線香スタンドを常備。

写真の物は100均で購入しました。

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林業御用達の森林香

普通の蚊取り線香より強力な森林香は虫よけに最適です。

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森林香とは別にトウガラシ成分が入った獣避け香もあります。

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もし刺されたら?

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もし、刺されてしまったら山を降りて病院へ行く事も考えましょう。

場合に寄っては化膿やアレルギー性のショック状態、病原菌が全身に回って大事に至ることも。

万全の準備をしても、イザと言う時は潔くキャンプを中断する事も大切です。

まとめ

特に冬キャンプと違い、春〜秋に掛けては危険生物が多く活動しています。

山は人間のテリトリーでは無く、動物のテリトリーである事を認識しておきましょう。

万全の準備と危険予知はキャンプの鉄則です。

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